ストレス・負荷とは肉体的なものだけではなく、精神的ストレスは脳が製造するホルモンによって物理的に大きな影響を及ぼします。
食や睡眠の質が落ちたり、新陳代謝が悪くなると、精神状態との悪循環に陥ってしまい、体にも大きな負担になります。
近年の研究では精神的なストレスは、遺伝子のテロメアを消耗させるそうです。(つまり、老化が早まる)
もちろん、体にはそのテロメアを守る酵素もちゃんとあるので、やはり疲れたら休むと言うバランスが大切なのです。
秤が何を意味するかと言うと、ふだんはバランスを取りながら健康を維持をしていても、
秤が傾いてしまうことによって「回復不可能になる可能性がある」と言うことです。
人は大抵の怪我や病気から回復できますが、簡単に治らない病気にかかるかどうかは、個人や家族にとって大きな境界線であることには違いありません。
それは医学的にも同じことです。
だからと言って、これまで度々行われて来たようにこの構図を使って、加害者が汚染を正当化することは間違っています。
飛行機で受ける宇宙線、医療X線、カリウムやラドンなどの環境放射能、過去の人工放射能、タバコなど、
沢山のリスクが引き合いに出されていますが、これらはすべて加算されるのであって、比べてもしょうがないのです。
体質や運もあるでしょうが、心身共、大事に至らないようにストレスを最小限に抑え、適度の運動をしながら健康管理をすることは、正に基本なのです。