「僕と核」
    (2006)

はじめに


これまでのあらすじ、、、
150億年前に誕生した宇宙、そのはしっこにある銀河系のすみっこで45億年前に産まれた地球。そしてたった15万年前に産まれた人類が、ここ100年で一気に調子に乗って地球の環境をぶっ壊しているというお話。それって本当?

こんにちは、shing02です。この「僕と核」のレポートでは、おもに原子力について語りながら、一般に広く認知されていない点について、インタビューや本などを通して学んだことを紹介する上で、私たちは何をするべきなのかを真剣に考えて行きたいと思います。

そもそも、なぜ原子力について考える必要があるのでしょうか?
誰かに任せておくことはできないのでしょうか?

ひとつ言えるのは、原子力というのは、単なる発電の手段ではなく、人類が発見した「究極の力」と言っても良いほど、とっても強い力であるということ、そして思っているよりずっと身近な存在であることを再認識する必要があるでしょう。

よって、原子力をめぐる議論は、エネルギー政策としてのお話だけではなく、日本の未来、人類の未来にとって「究極の問題」の一つとも言えます。この問題とどう向き合って、どうやって解決法を見出していくかが、社会における他の課題にもとりかかる姿勢をつくるきっかけになるのではないでしょうか。

原子力については、いろいろな立場からの意見がありますが、ある程度の予備知識がないと、いったい何のことを話しているのか、見当もつきません。興味があっても、かんじがおおくてよむのがめんどうくさいので、あきらめてしまう人もたくさんいます。 自分で調べようにも、とにかくデータと数字が多すぎます。そりゃそうだ、人類が何千年もかけて学んで来た、膨大な情報量ですから。

それでも、これほど論点と見解が食いちがっているトピックも珍しいくらいで、その理由は何であれ、情報の混乱自体が、まず最初に取り組むべき問題だと思います。日本には50基以上もの原子炉が絶えず動いているのだから、誰しもが知るべきことかもしれないし、何かあったときには、意見の一つや二つ言うことだってできます。


このレポートを読む上で:

ー  一時間もあれば読めると思いますが、自分のペースで読んでください。

ー おもな対象は自分のような素人と考えて、できるだけ文章で内容を整理することを心がけました。専門的なことも出てきますが、「概念」や「アイディア」ととらえてもらえれば、充分です。情報というのは、暗記する必要はありません。どんなことも、正しい情報を調べる場所を知ってさえいれば良いのです。
  
ー このレポートは原子力の使い方を根本的に問うものであって、中立的なものではありません。しかし、説明するときに、「危ない」「恐ろしい」などの不必要な扇動は避けたいと思います。それが何を意味するかは、手前で考えるのが一番です。

ー 転載や印刷は歓迎ですが、内容を更新した場合は「更新履歴」で表記しますので最新版をチェックしてください。

ー このオンラインレポートは、情報が広がりすぎないように本文には外部リンクをつけていませんが、気になったトピックはぜひリサーチしてみてください。

ー 最後に、ささやかなお願いとして、この記事を読んで賛成とか反対とか以上に、感じたことを家族や友だちに伝えれるようになってほしい。これが、何よりも大事なことです。なぜなら、今の時代、いちばん必要なのは電力エネルギーよりも、正しい人間のエネルギーなのですから。

今日は、スペシャル・ゲストにアメリカのスターングラス博士をお招きしています。後ほどインタビューでお話をお聞きしますので、よろしくおねがいします。

S博士「よろしく道場」

では、参りましょう

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