「銃口」
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lyrics by shing02
orchestrated by Vector Omega
drum elements by Motoki Yamaguchi
violin by Ayumi Takeshima
fender rhodes by Doc Max

recorded and mixed at Annen Annex. Oakland, CA
dub mix by Shuichi Sugimoto
violin elements recorded at B.P.M. Brooklyn, NY

* * *
「銃口」

中指で塞ぐ銃口
暴発思想な若気の風潮
至る流行、来る時、南下急行
隔たりを掻き消す音楽が宗教
人の心技体、陰と陽
人を信じたい、ワ歪曲された
素顔を覆う鉄仮面の告白
シャ社会のゲ劇薬をノ飲んでド毒を吐く

人差し指で心理撃ち抜く
獅子みたく見透かす静かな慈悲
フ震える四肢、に五臓六腑
同じ源に惹かれて共ニ鳴ク
音を訓に開き意味を探る
漢を仮名にひらき意味を込める
洋を和に置き換えて言紡ぐ
自を他と入れ替えて事運ぶ

親指を陽に立てて何を見る
指紋の溝に刻まれたトキを詠む
北斗七星を胸に秘めたように
突くツボ 突くツボ 突くツボ
何度でも突くツボ
なんぼでも打つ音沙汰 お届けする言弾
あたたたたたたた十六分音符
羅列 頭破裂する殺し文句

薬指を折って智慧の輪を結ぶ
時間をかけて気を育む
外見を遮断、内面を浮遊
体験して初めて物を言う
山に籠り山のお告げを聞く
海に潜り海の掟を知る
森に混ざり森の癒しを乞う
街に戻り街の暮らしを問う

小指で繋げる人の鎖
切っても切れぬ結び 神懸かり
首飾りは戦いのお守り
即ち不死身の士気の塊
生きた屍になる場から命からがら
発条になる前の針金宛ら
背筋を正して身を整える
拳をかざして詩を心得る
甲と平 重ねて見入る
爪の窓から日出ずる
相と皺 合わせれば日と月
溶けて産む火と水飛んで金と土

 

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