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lyrics by shing02
orchestrated by Vector Omega
drums by Motoki Yamaguchi
acoustic / electric guitar by Fukashi
title text and illustration by SYU
recorded and mixed at Annen Annex. Oakland, CA
drums recorded by Top Bill at Expressions. Emeryville, CA
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「抱擁」
つまるところはあなたを抱擁
体が硬直、毛細血管開いて
お顔が紅葉、言葉の工場停止
右から左へ流れる点々々を捕まえて
息止めて吐いて吸って
吐いて、はい止めて
巡り合わせに感謝を込めて
だっておんなじ時代に産まれただけでも
確率的には奇跡と言っても
過言で(ない)から親しくなれても
不思議で(ない)から何から何まで
驚かなくても少なくとも今夜は
宇宙に任せて喋ってみるのも良いかも
可笑しくなったらいつでも笑って良いとも!
もしも淋しくなったら
ここにはあなたの一番良い友いるから
いつでも繋がることは分かってる
離れてたっていつでも待ってる
その声聞いたらすぐにも飛んでく
意識を出前で送って御宅の手前で悶々と
どんどん深まる混沌と
なかなか仲良くやってるつもりで、
脳裏に常に巣食っている
あなたの名前が鮮やか過ぎて、
通りが褪せて映っている
つまるところはあなたを抱擁
僕の太陽はあなたの表情
月の満ち欠け同様
僕の欠けてるところを
あなたの長けてるところが
照らして満ちて行く
影に入ったら再び散って行く
光の黒子の背中を見つめて
またいつ来るのか
凪いでいる水辺に腰掛けて
色鉛筆で絵を描いている
口で笑っても目が泣いている
道化師みたいに澄んでいる
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夢の中ではあなたと上半身浴
獣のような瑪瑙の色慾
弾ける想いを孕んで瞬間接着
起きたら普通に
窓から溢れる朝陽に無数の埃が
あたかも生きてるみたいに踊れば
とっても神秘を感じる
伽藍と心が鳴っている
釣り鐘を突いたあなたの振り子が
齎すこんなに素敵な閃き
天井見つめる暮らしに苛立ち
ぐるぐる夜中の環状線
未来に久しく抱いた期待に
夜明けの烏は冷たく答える
よくよく噛んだら
砕いた甘味と苦味と酸味が入っている
飴玉みたいに切ない結末
一人で迎える師走の月末よろしく
静かにお祝いする
もうお芝居するお終いにする
心臓みたいに、動き続けることのみ、
存在の意味を見つけることができるように
行き着くことができる方に
つまるところはあなたを抱擁
僕の太陽はあなたの表情
月の満ち欠け同様
僕の欠けてるこころを
あなたの長けてるこころが
照らして満ちて行く
影に入ったら再び散って行く
光の黒子の背中を見つめて
またいつ来るのか
凪いでいる水辺に腰掛けて
色鉛筆で絵を描いている
口で笑っても目が泣いている
道化師だって分かっている
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破れかぶれの襖に隙間風
唾で濡らした小指を通した障子の穴に触れる睫毛
蝋燭の明かりで揺れる影絵
音量の目盛りを上げて、埋め立てた記憶を梱包中
空き地で楽器を鳴らして活気を取り戻すことに奔走中
億劫になってしまったら
押し入れの奥に匿った
肘と膝の角張った
操り人形みたいに絡まった
義理人情だけで良かったら
ここまで考えずに平伏す、終日
暇あったら粉木で潰す 尻餅ついてる杵と臼
お呼ばれで おめかしで
お出かけで お忍びで お見合いで
おいとまで 突っ掛けて 追っかけて
ちょっとだけ お裾分け
あなたは少しで充分だと言うけれど
僕はこれだけは伝えたいこと
表さずには耐え難いこと
滅多にあることないこと
どんなに些細なことでも
あなたには教えるに値すること
面白くてくすぐったいことや
どす黒くて燻ってることも
積もる話を掃除して、ごみ箱を空っぽにしたとして
割り切ったつもりでも余りある
抱きたい気持ちにたまになる
だからいつまで経っても
今日も明日も明後日も、
明々後日も、明々々後日も
勝っても、劣っても、いくらかかっても、
お供をして参ろう、何でって
何でもかんでも勘繰る代わりに
たまには素直に
また照れ隠しに肩竦める代わりに
二進も三進も行かなくなったら
一切合切忘れておいで
二人三脚よりも別れて
走ってる方が速いことくらいは
知ってるだからとは言ってはなんだけど
辛いときにはたまに振り返ることも
赦して欲しいのさ、前向きで居れれば良いのさ
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ヘイ
可哀想な片っぽちゃん
相手と逸れて池にぽちゃん
きっと欲しいもの探してあげるよ
お金はなくても時間をあげるよ
無愛想な空っぽちゃん
どつぼにはまった栗坊ちゃん
僕が欲しいもの教えてあげるよ
人間から来る温もりなんだよ
つまるところはあなたを抱擁
僕の太陽はあなたの表情
月の満ち欠け同様
僕の欠けてるところを
あなたの長けてるところが
照らして満ちて行く
影に入ったら再び散って行く
光の黒子の背中を見つめて
またいつ来るのか
凪いでいる水辺に腰掛けて
色鉛筆で絵を描いている
口で笑っても目が泣いている
道化師みたいに澄んでいる
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